算数超難問①にチャレンジ 【新たな分け方検討編】
前田先生の「算数超難問①」のチェレンジの続編です。
【算数超難問①】 天びんと2gのおもりが1個、そして◯gの塩がある(◯はある決まった整数)。 この塩を1g、2g、3g、4g・・・と1g単位で◯gまでのどの重さでも、それぞれ、天びん 3回を使えれば取り出せるようにしたい。◯はどこまで大きくできるだろうか。
— 前田 健太@算数の先生 (@mathmathsan) 2020年2月20日
最近、この問題を見直しましたので、その結果を記載します。
※それにしても、この問題が投稿されたのは2月だったのですね。
そして、前のブログ記事を書いたのも半年前です。
今回は、この記事の続きになります。
塩と錘(おもり)の置き方について
前回との違いは、下記例3の置き方を新たに検討した点になります。
おさらいを含めて、塩80gをだいたい半分にする方法を例1~例3を用いて記載します。
例1 塩をちょうど半分にする場合
手順としては、左皿と右皿に40gづつ乗せます。
この手順は特に問題はないかと。
例2 錘を利用して2g差に分割する場合
手順としては、
1.左皿に錘2gを載せる。
2.手元の塩80gをバランスが取れるように載せる。
この手順も特に問題はないかと思います。
例3 錘を利用して4g差に分割する場合
手順としては、
1.左皿と右皿に塩を半分づつ乗せる(天秤のバランスを取る)。
2.左皿に錘2gを乗せる。
3.左皿から塩2を取り出す(天秤のバランスを取る)。
これにより塩80gを、塩38g、塩40g、塩2gに分けることができ、
結果、塩38gと塩42g分けることができる。
この例3は、一度バランスした後に、再度、操作をしてバランスを取るためこれを1回と判断していいかどうかですが、問題には記載されていない天びん1回の定義によります。(この問題を進める上で疑うべきポイントの一つと考えます。)
本来であれが、例3の分け方が有効であるかどうかを確認してから進めるべきですが、先に有効である場合の結果を記載したいと思います。
例3の分け方に採用した場合に可能な解答
例3の分け方を採用することにより計れる塩のg数の種類を増やすことができます。
結果としてこの問題の解答に塩80gを与えることができます。
塩の分け方は下記になります。
まとめ
(1)新たな塩の分け方(例3)を検討した。
(2)新たな塩の分け方(例3)が採用可能であれば、この問題の解答として塩80gを与えることができる。
P.S.
一週間に一度くらいこの問題を思い出します。